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2006年02月21日(火)

音を抜く、音を押す

曲を演奏していて、「そこはもうちょっと音を抜いて」と云うことがあります。
私の場合は特に管楽器、吹奏楽ですが。
音を抜く、と云った場合、鍵盤楽器やギター等では実際にいずれかの音を「抜く」=弾かないということもあります。和音の構成音を減らすとかですね。
しかし、管楽器の場合は基本的に単音しか出ませんので、本当に音を抜いてしまうと「吹かない」と云う事になってしまいます。この場合、「軽く」「力を抜いて」「弱めに」「減衰させる」あるいは「短めに」などのニュアンスを込めて「抜く」と云う言葉を使っている事が多いと思います。

特にジャズ等の演奏をする場合に使うことが多いかもしれません。逆にクラシックの場合は音を「抜く」ような奏法をあまり使わないと思います。
フレーズの場合は、出だしや頂点など「欲しい音」以外を「抜く」=軽くまたは少し弱くすると効果的な場合があります。抜かずに演奏すると「ベタ吹き」になる場合でしょうか。
あと、伸ばしの音になったら「抜く」=音が出たら少し音量を弱くする、場合によっては短くする、などもあると思います。
効果的に音を「抜く」ことで、音楽が洗練されると思います。
どの音を「抜く」かは経験的な面もあると思いますが、色々な音楽を聴くことで感覚がつかめるのではないでしょうか。音符の並びの中で、どの音が「欲しい音」なのか、合奏の場合はどのパートが「欲しい音」なのか、ちょっと気にしてみると「抜きどころ」が見えてくると思います。
全体的に抜いてしまうと「手抜き」といわれますのでご注意。

音を「押す」と云う言葉も使われます。これは、吹奏楽器特有かもしれません。
ここでは特に発音の際の「後押し」について。
発音を後押ししないように、と注意された経験、管楽器奏者ならあるのではないでしょうか。
私も基本的に、発音が後押しにならない様心がけています(ついつい後押しになっている事もありますが…)。「丁寧な発音」と「後押し」は別物だと考えます。
プロのCDなどを聴いていると、後押しの様な音に聞こえる場合もありますが、多くの場合は会場の響きにより遅れて聞こえているのであって、実際は普通に「丁寧な発音」をしているのだと思います。
普通に発音しても遅れて聞こえると云うことは、「後押し」してしまうと更に遅れて聞こえると云うことです。「後押し」して良いことはおそらくありません。
(曲の“効果”として後押しのように演奏することはあるかもしれません)
「クリアな発音」「丁寧な発音」を日頃から心がけることが大切です。

Posted by Zephyr : 09:33 | カテゴリ 吹奏楽

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